医療判断代理委任状?いったい何のこと?

けが、病気をすれば医療機関で治療を受けることになります。
医療を受けるにあたり、その患者さんに必要な治療を説明したり、その治療によって起こる可能性のある副作用などを説明することが必要です。
その説明によって患者さんが治療方針を受け入れ治療することを決定し、治療となるのです。

しかしこのインフォームドコンセントを受けても内容が理解できないということもあります。
例えば交通事故に巻き込まれて重篤な状態となっている場合、持病が悪化して自分で治療方針を決定できない状態となっている人もいるのです。
そうなった場合に、自分の意思を表示できるものとなるのが、事前指示書という書類になります。
この中に、医療判断代理委任状、さらにリビングウィルという文書があるのです。

二種類の事前指示書

リビングウィルは患者さん本人がこの先受ける医療内容の判断ができなくなる前に、自分がどのように治療したいのか、希望を表明する書類となります。
医療判断代理委任状というのは自分が医療内容について判断できなくなった場合に、自分に変わり医療内容を判断する人を定めておく書類です。

つまりリビングウィルは自分自身でその後の医療判断意志を表明する書類、医療判断代理委任状はほかの人に自分の医療判断をゆだねる書類となります。
病気があり、その先、治療に関してどう行っていくべきか自分で判断できない時が来るかもしれない、そういった場合、なるべくその方の意志に近い状態で治療できるように、こうした書類があるのです。

医療判断代理委任状を作成するためには

この医療判断代理委任状については決まった書式がなく、人によっては行政書士など利用して作ることもありますが、通常、家族の話し合いによって作成します。
ただ病院によって、書式を持っているところもあるので、作っておきたいという場合には、病院に相談してみるべきです。

また最近はインターネットでも書式をダウンロードできるようになっています。
しっかりと自分の意志があるうちにこうした書類を作成しておくと精神的にも落ち着くという人が多いようです。