今非常に多くなっている老老介護について

都市部でも地方でも今大きな問題となっているのが老老介護です。
核家族化が進み、少子化も影響し、高齢者とともに暮らすという生活ができないご家族が多くなっています。
実家で一緒に暮らしたくても雇用がない、働くところがないのですから、都市部からはなれることができず結局、お互い別々に暮らすことになるのです。

また都市部でもお子さんを持たなかったり、お子さん夫婦と折り合いが悪く高齢者のみで暮らす人が多くなっています。
しかしやがて、いずれか介護の必要性が出てきて、愛する妻、長年連れ添ってきた夫を必死に介護しようと老老介護が始まるのです。

高齢の夫婦が配偶者の介護をする、また高齢の兄弟の世話をする、高齢になっているのにさらに高齢な親御さんを介護する、こうした介護の状態を老老介護といいます。
高齢化、核家族化、少子化など様々な問題が入り組んで、こうした問題を抱えている方が多くなっていますが、生活は本当につらく切ないものです。
老老介護につかれて鬱になり、最悪の事態となることも少なくない状態となっています。

今問題となっている老老介護の実態

2015年度の調査になりますが、65歳以上の高齢者のみの世帯の中で老老介護状態となっているのは約半数と高い数字です。
75歳以上の夫婦、兄弟姉妹となると実に3割以上の老老介護となっていることがわかります。

要介護者がいるという場合でも、老老介護の場合、介護サービスを利用したがらないという問題もあるのです。
高齢者世帯の20%が、介護サービスなどを1か月の中で1回も利用していないと答えています。
長年連れ添ってきた伴侶をほかの人に介護させるわけにいかない、他人様にお世話になるわけにいかない、など昔気質の考え方を持っている人が多く、共倒れとなることも少なくないようです。

認認介護とは何か

老老介護のほかにも、認認介護という言葉があります。
これは、実際に介護をされている方も、介護を受けている方も認知症という状態を表す言葉です。
認認介護についての統計調査などはまだ報告されていないようですが、要介護になった要因をみると、脳血管疾患が多い、また認知症が多いということがわかっています。
この先、認認介護となる高齢者も多くなることが予想されるのです。

痴呆症の人が介護を行う危険性、これはかなりのリスクが伴います。
例えばお薬を飲ませるときに、認知症の人が対応すればお薬を間違える危険性もあるのです。
時間を間違えて飲ませてしまったり、多く飲ませてしまうなどの事故も考えられます。
こうした事態を少なくしなければならないのですが、実際には対策が全く間に合っていない状態です。